「カペラS・G3」(9日、中山)
問答無用の末脚だった。向正面では最後方にいた
コパノキッキングだが、大外から一気の追い込みで大逆転。1番人気に応え、重賞初挑戦初Vを決めた。
「すごい馬ですね。僕はまたがっていただけです」と柴田大は目を丸くする。村山師も「応援はしていたけど、届かないかと…」と驚きの表情だ。前日の土曜に3場でメインをジャックした3歳馬。キッキングもこれに続き、同世代による古馬平地重賞は9勝目となった。
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プリント戦での豪脚は本物。残る課題は距離だ。次の目標を7F戦の根岸S(1月27日・東京)に定めた指揮官は、「そこから距離を延ばすかどうか考える」と話した。これを克服すれば一躍、大出世の道が見えてくる。
提供:デイリースポーツ