今週は冒頭で取り上げておきたい、血統的に注目な馬が1頭。それが12月16日の阪神芝2000mでデビューするシャイニープレット(栗東・松永幹夫厩舎)。オールドファンなら母スプリングネヴァーの名に聞き覚えがあるはずで、半兄に2000年のスプリングSなどを勝ったダイタクリーヴァ(父フジキセキ)がいる血統。
この半兄に騎手として騎乗したことがあるのが、松永幹夫調教師。2000年鳴尾記念、2001年京都金杯と重賞で勝利に導いている。「そんな縁もあって、預からせていただくことになりました」と同師。
その鞍上には、2002年京都金杯で勝った時の騎乗している武豊騎手。兄に騎乗経験のある騎手2人が調教師と騎手という立場で弟のデビュー戦を迎えるというのは血統のロマンという気がする。
【12月15日(土) 阪神芝1600m】
◆ファインスティール(牝、父Shanghai Bobby、母Steel Courage、栗東・高柳大輔厩舎)
父は現役時代にブリーダーズCジュヴェナイルを勝っており、2017年から産駒がデビュー。今年の2歳が2世代目になり、2019年から日本で供用されることになっている。
日本での産駒数も少なく、高柳大輔調教師も「馬場や距離など...