「
有馬記念・G1」(23日、中山)
昨年の
ジャパンC覇者が上昇ムードを伝えた。13日、栗東CWで追い切った
シュヴァルグラン。
グランデストラーダ(2歳500万下)、
トップオブメジャー(2歳新馬)を大きく離れた後方から追走したが、ダイナ
ミックな完歩でその差をグイグイ詰める。追いだすと即座に反応し、前者に4馬身半、後者に2馬身半先着を果たした。
タイムは6F80秒7-37秒5-12秒1。動きを見守った友道師は満足げだ。「1週前なのでしっかりとやった。思い通り。前走(
ジャパンC4着)があの速い時計だったので反動を心配したけど、逆に使った上積みがあると思う」と出来の良さに胸を張った。
3年連続の有馬参戦。昨年は直線で寄られて
バランスを崩すほどの不利を受けて3着に敗れた。「スムーズだったら際どかった」。悔しそうに振り返る指揮官だが、「今年は昨年よりも競馬が少ない分、フレッシュな状態。あのコースを経験しているのも大きい」とリベンジに意欲的。決戦まで9日。極限まで仕上げを進めていく。
提供:デイリースポーツ