16日に阪神競馬場で行われる
朝日杯フューチュリティステークス(2歳・牡牝・GI・芝1600m)の舞台となる阪神芝1600m外。このコースについて解説していく。
阪神コースは2005年から2006年にかけて改修工事が行われ、2006年末に新装オープン。このコース改修に伴い、阪神芝コースは外回りが新たに設けられ、外回りの一周距離は2089mと、右回りで最も大きな競馬場へと生まれ変わった。外回りコースの直線距離は473.6mで、ゴール前には高低差1.9mの急坂が待ち構えている。
阪神芝1600m外は向正面からのスタート。444m走って3コーナーへ突入する。4コーナー手前からゆっくりと下っていき、残り200m地点から急坂となっている。
勝ち時計は稍重の14年を除くと、1:34.4、1:35.4、1:33.3で推移している。昨年、一気に速くなっているが、阪神芝自体の高速化と勝ち馬
ダノンプレミアムの能力の高さによるものだろう。
14〜17年の平均通過タイムを比較すると、
阪神ジュベナイルフィリーズは前半3ハロン34秒95、前半5ハロン59秒15、
朝日杯フューチュリティSは前半3ハロン35秒10、前半5ハロン59秒93。
朝日杯フューチュリティSの方がペースは緩みやすい。
5回阪神開催は前半6日間がAコース、後半3日間がBコースでの施行。
朝日杯フューチュリティSはAコース最終日にあたるため、馬場状態、特に内目の芝の荒れ具合には注意を払いたい。