阪神11Rの第70回朝日杯フューチュリティステークス(3歳GI・牡牝・芝1600m)は2番人気
アドマイヤマーズ(M.デムーロ騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分33秒9(良)2馬身差の2着に9番人気
クリノガウディー、さらに半馬身差の3着には1番人気
グランアレグリアが入った。
アドマイヤマーズは栗東・
友道康夫厩舎の2歳牡馬で、
父ダイワメジャー、
母ヴィアメディチ(母の
父Medicean)。通算成績は4戦4勝。
〜レース後のコメント〜
1着
アドマイヤマーズ(M.デムーロ騎手)
「本当に強いです。どんどん成長しています。競馬をわかっていて、頭の良い馬です。スタートが決まり、
グランアレグリアを見ながらちょうど良い(ポジション)と思っていましたし、最後はすごく良い脚で伸びました。距離はもう少し延びても大丈夫だと思います。このままでも十分ですが、3歳になると他の馬も成長します。この馬も成長してくれたら、本当に楽しみです」
(
友道康夫調教師)
「新馬戦を勝ったときに着差はありませんでしたが、勝負根性があり、走ることに前向きでしたから、うまく行けば走ると思っていました。調教でもそうですが、オンとオフの切り替えがハッキリしていて、頭の良い馬です。そしてゲートセンスが良く、安心して見ていられます。今日は馬場入りの際、
テンションが高かったので、落ち着いて馬場入りできるようにしてきたと思います。デームーロ騎手には、相手関係抜きに3・4番手くらいで行けたらと話していました。先頭に立つのが早いかもと思いましたが、良い競馬をしてくれました。今日の競馬(を見て)、そしてデムーロ騎手と話して、もう少し距離はあっても大丈夫そうなので、春は選択肢を増やし、
皐月賞をまずは目標にしていきたいと思います。このまま行ってくれればいいのですが、もうひと回り
パワーアップをして、より良いパフォーマンスをお見せできると思います」
3着
グランアレグリア(C.
ルメール騎手)
「勝っているレースはどちらも楽勝でしたので、あのレベルで併せ馬になったら、いつもと反応が違いました。勝ち馬が外から来たときに、彼女はふらついて内ラチにもたれてしまいました。レースでは
リラックスして、息も入っていました。とにかく反応がいつもと違いました」
(
藤沢和雄調教師)
「残念です。初めての右回りが影響したのか内へ逃げてしまいました。そんなに速いペースではありませんでしたし、道中は良い感じに見えたのですが......」
4着
ファンタジスト(
武豊騎手)
「折り合いがつきましたが、結果的に内枠の方が良い展開になってしまいました。1600mまではこなせますし、問題ありません。最後まで伸びています」
5着
ディープダイバー(
川田将雅騎手)
「内にささる難しさがあるなか、それでも掲示板を確保するわけですから、よく走ってくれています。現状では精一杯の走りはできていると思います」
6着
エメラルファイト(W.ビュイック騎手)
「スタートしたあと、いつもならダッシュが利くのですが、左に馬がいなかったからかフワフワしていました。最後は良い脚で伸びているだけに、その辺が致命傷になったのかと思います」
7着
アスターペガサス(
福永祐一騎手)
「正攻法で、良い形で運べましたが、最後で伸びを欠いたところは距離が問題なのかもしれません」
8着
ヒラソール(
岩田康誠騎手)
「最後は脚が上がりました。今後につながればと思います」
10着
マイネルサーパス(
丹内祐次騎手)
「展開が厳しかったです。立て直して巻き返しを狙います」
11着
コパノマーティン(
坂井瑠星騎手)
「脚を溜めて終いを生かす競馬をするプランで、あのポジションからになりました。3コーナーでは手応えがなかったのですが、じわじわと伸びてくれていたので、頑張ってくれていると思います」
12着
ドゴール(
津村明秀騎手)
「落ち着いてゲートをいい雰囲気で行けましたが、初めて多頭数で揉まれてペースアップしたところでついて行けなくなりました。1600mより1400mのほうが良いと思います」
13着
ケイデンスコール(C.デムーロ騎手)
「勝った馬が強かったです。今日はレースに対して、走る気持ちがなかったように感じられます」
14着
ソルトイブキ(
四位洋文騎手)
「他馬が寄ってきて、経験が少ない分、馬が怖がって急ブレーキをかける形になってしまいました。今日は何もさせてもらえませんでした。500万下から出直します」
15着
ニホンピロヘンソン(
浜中俊騎手)
「今日はレース前にイレ込んで終わっていました。そのあたりが成長してほしいですね」
ラジオNIKKEI