23日に中山競馬場で行われる年末の大一番・
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。過去10年のデータを血統・種牡馬から分析していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みは
ステイゴールド。馬券に絡んだのは
ドリームジャーニー、
オルフェーヴル、
オーシャンブルー、
ゴールドシップの4頭で、
オーシャンブルーは10番人気での大駆け(2着)だった。今年は
パフォーマプロミスと
オジュウチョウサンが出走を予定している。
キングカメハメハは4回の馬券絡み。10年
トゥザグローリー(14番人気3着)、11年
トゥザグローリー(9番人気3着)、14年
トゥザワールド(9番人気2着)と人気薄での激走が目につき、複勝回収率は146%。ただし、これは
キングカメハメハというより、
トゥザヴィクトリー自身が人気薄で3着しているように、この牝系が
有馬記念に強いだけなのかもしれない。今年は
レイデオロ、
ミッキーロケット、
サクラアンプルールが出走予定。
ディープインパクトは2-0-0-15。14年
ジェンティルドンナ、16年
サトノダイヤモンドが優勝している。近年は
ディープインパクト産駒が走れる馬場になってきたとはいえ、基本的に期待値は高くない。
ハーツクライは0-1-1-10。13年
ウインバリアシオン、17年
シュヴァルグランと二度の馬券絡みがある一方、13年
アドマイヤラクティ(3番人気11着)、14年
ジャスタウェイ(3番人気4着)、17年
スワーヴリチャード(2番人気4着)と人気に応えられていないケースも目に付く。
また、
有馬記念はロベルトの血を持つ馬が強いことで知られている。近10年でも
スクリーンヒーロー産駒の
ゴールドアクターが2回の馬券絡み。今年は、
レイデオロ(母の
父シンボリクリスエス)、
オジュウチョウサン(母の
父シンボリクリスエス)、
クリンチャー(母の
父ブライアンズタイム)、
パフォーマプロミス(母の
父タニノギムレット)あたりに注目したい。