スマートフォン版へ

【有馬記念2018予想】 「穴の万哲」が平成最後の有馬記念で指名した夢馬券の使者は?/JRAレース展望

  • 2018年12月20日(木) 20時31分
 世代構成を考えると、今年はちょっと異例。過去10年で[4-2-2-22]で勝率13.3%(1年間の平均出走頭数3頭)と、世代別トップの3歳馬はブラストワンピースだけ。ヴィクトワールピサオルフェーヴルゴールドシップサトノダイヤモンドと当該年クラシック馬だったことを考えると、無冠のブラストワンピースのハードルは一見高く見えるが…。古馬陣も回避馬が多い陣容だけにやはり軽視はできない。

 一方、ベテランの不振も顕著な傾向。6歳以上の馬はまったくなく、とくに6歳は[0-0-0-17]と3着以内の馬券圏内すらない。ボウマンとコンビ再結成のシュヴァルグランはすでに6歳。アルゼンチン共和国杯1着で穴人気になりそうなパフォーマプロミスも6歳。さらに「二刀流」で注目を集めるオジュウチョウサンに至っては7歳。相手関係うんぬんより、じつは高齢が意外なネック?に。そう考えると、「勘どころ」はさほど難しくはない。

 芝管理が進んだ昨今、4週連続開催目でも芝の内寄りの傷みはさほど進んでいない。ご存じの通り「内枠&前有利」の図式。人気はレイデオロキセキの順は確実だが、この「2強」にしても外枠を引いてしまうと、簡単にはいくかは…。レイデオロは前に行かない脚質ゆえ中山だと位置取り、キセキは同舞台の日経賞で掛かった前科もある。

 強力先行型が不在。万が一、キセキが色気?を持って、ペースを落としての逃げだと、一瞬の切れが武器の馬の台頭も。その際でも4歳、5歳のゾーンは厳守したい。4歳牝馬のモズカッチャンは、3歳時の500万下(芝1800m=1着)で中山を地味にこなしているのは強調材料。何より、M.デムーロが最終的に乗っている点。馬群を縫える器用さも兼備しており、内枠を引けるようだと急浮上。

 2年前の優勝馬サトノダイヤモンド(5歳)も馬群をさばけるレース巧者。有終Vシーンも多い有馬記念では「終わった馬」と決めつけるのは早計かもしれない。
(文=スポーツニッポン・小田哲也)


 ただ今、「ウマい馬券」では無料で予想が見られるポイントを毎日プレゼント中。この機会にプロ予想家たちの結論を見てみよう!

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す