22日(土)、東京・ウインズ汐留にて、
的場文男騎手(大井)・
川原正一騎手(兵庫)ら出演のトークイ
ベント『
有馬記念&
兵庫ゴールドトロフィーはお任せ!プレミアムトークショーinウインズ汐留』が開催された。
大勢の観覧客を前に、スタートから的場節がさく裂。「よく7千回以上も勝ったと言われるけれど、4万回以上乗って、3万何千回も負けている。僕がジョッキーの中で一番負けているんじゃないかな」と言うと、5383勝を挙げている川原騎手も、「僕もかなり負けています」と応戦。ふたり合わせて121歳という超ベテランコンビによるトークショーは、開始から脱線しつつ進んだ。
有馬記念の展望になると、会場の熱気も
ヒートアップ。的場騎手は「
レイデオロが本命。自在性があるし、能力的に一番強いと思う」と太鼓判。またウインズ汐留は常連だそうで、先日の
ジャパンカップもここで的中。「まだ払い戻していないので、今日は的中馬券で買います」と笑顔で語った。
川原騎手は普段馬券を買うことはないと言うが、「もし買うとしたら、
キセキ頭で
レイデオロとの一点勝負」と断言。「外国人ジョッキーのGI勝ちを川田君に止めて欲しい」と話した。
ゲストで登場した津田麻莉奈さんは、ふたりの話に聞き入りつつも、「本命は
ミッキーロケット。春秋
グランプリ制覇が見たいし、
キセキの作り出す淀みない流れは、この馬に合っている」と大胆な予想を展開した。
的場騎手は過去に弟弟子である
内田博幸騎手と一緒に競艇に行き、揃ってオケラになったエピソードなどで笑わせつつ、話題は27(木)に
園田競馬場で行われる
兵庫ゴールドトロフィーの見どころへ。「もし騎乗できるとしたら、どの馬がいい?」という質問に的場騎手は、「
マテラスカイ!」と即答。「地方馬を応援したいけれど、底力が違う」という理由に対し、川原騎手は「競馬に絶対はないですから。今年は
アールプロセスに騎乗予定で、
JRA勢を負かすのは僕の馬だという気持ちで乗ります!」と力強く宣言した。
津田さんは「本命は
マテラスカイ。京都から直線が短い園田に替わるのはプラス。対抗は地元兵庫の
エイシンバランサー。このレースは1番人気と地方馬の組み合わせが多い」と分析。司会を務めた浅野靖典さんは「自在性を重視して
サクセスエナジーから。対抗は軽ハンデの高知の
サクラレグナム」とこちらも地方馬との組み合わせを推した。
最後には川原騎手が「来週から東スタンドが
リニューアルオープンします。年末年始はぜひ園田に遊びに来てください」とPR。尊敬する先輩との“奇跡”のトークイ
ベントを締め括った。
(取材:赤見千尋)