東京競馬記者クラブ(加盟17社)は、平成30年度東京競馬記者クラブ賞の審議を行い、東京競馬記者クラブ賞に
アーモンドアイ(牝3、美浦・
国枝栄厩舎)を選出した。
アーモンドアイは史上5頭目となる牝馬三冠を制覇し、
ジャパンカップでは古馬を抑えて優勝するなど、重賞のみに出走し5戦5勝という成績を収め、1年を通じて競馬界を盛り上げたことから受賞が決まった。
国枝栄調教師「われわれ厩舎の人間のみならず、ファンにも夢を与えてくれた馬だと思います。その夢を現実のものにしてくれたから、ファンのみなさんを引きつけてくれたのだと思います。本当にすばらしい馬です。受賞できて光栄です」
また、特別賞には
オジュウチョウサン(牡7、
和田正一郎厩舎)を選出した。
オジュウチョウサンは
中山グランドジャンプを破格のレコードタイムで優勝し、J・GI5連勝を含む、重賞9連勝の大記録を達成。また、下半期は平地競走に復帰して
有馬記念出走を果たし、その健闘は多くの競馬ファンに強い印象を残したことから受賞が決まった。
(株)
チョウサン代表 長山尚義氏「非常に光栄に思います。スポーツ新聞など
メディアの方々にたくさん報じていただき、多くのファンの皆様に応援していただきました。
有馬記念の結果がファン投票の期待に応えられるものだったかどうかはわかりませんが、オジュウは本当によく走ってくれたと思いますし、オジュウの挑戦は多くの人を感動させてくれたのではないかと思います。関係者の皆様に感謝します。また来年無事に走ってほしいと思います」
和田正一郎調教師「昨年に続き、今年も特別賞をいただき、調教師として、ありがたいのと同時に身が引き締まる思いです。
有馬記念の結果は残念でしたが、オジュウは一生懸命頑張ったと思いますし、見せ場をつくってくれたと思います。春は
中山グランドジャンプで強烈な競馬を見せ、その後は平地へ。この挑戦を後押ししてくれた皆様に感謝したいです。来年はもっといい結果を出せるようにオジュウとともに頑張っていきたいです」
(
JRA発表)
ラジオNIKKEI