5日にサンダウン競馬場で行われたLRメアズハードル(芝19F173y)で、オッズ1.125倍の圧倒的1番人気に推されたローリーナ(牝6、父
スパニッシュムーン)が、2着馬に48馬身差をつける記録的大勝を演じた。
仏国産馬で、祖国の障害戦でデビューし2戦未勝利に終わった後、昨シーズンから愛国の伯楽ウィ
リアム・マリンズ師の管理下に置かれているのがローリーナだ。昨季の同馬は4戦し、8.1/2馬身差で制した
フェアリーハウスのG1メアズノーヴィスハードルCSファイナル(芝20F)、18馬身差で制したチェルトナム
フェスティヴァルのG2ドーンランメアズノーヴィスハードル(芝16F179y)の2重賞を含む、4連勝をマークしていた。
今季ここまでいくつかのレースにエントリーされていたローリーナだったが、いずれも馬場が硬くなったために回避し、始動戦がここまでずれ込むことになった。障害界のニュースターが戦線に戻る日を心待ちにしていたファンは、同馬が最終障害を無事に飛越した段階で大きな拍手を送り、馬なりのまま圧勝した同馬を讃えることになった。
次走は、チェルトナム
フェスティヴァル初日の3月12日に行われる、ハードル2マイル路線の最高峰「G1チャンピオンハードル(芝16F87y)」の予定。ブックメーカーの前売りでは、同競走の3連覇を目指すブーヴェール
デール(セン8、父クリヨン)がオッズ2.25から2.5倍の1番人気に推され、ローリーナは4.0から5.5倍の2番人気となっている。
(文:合田直弘)