西海岸を拠点に3つのG1を制しているマッキンジー(牡4、父
ストリートセンス)が、出走を検討していた1月26日のG1
ペガサスワールドC(d9F,ガルフ
ストリームパーク競馬場)を回避する公算が大きくなった。同馬を管理するボブ・バ
ファート調教師が、12日に明らかにしたものだ。
もともとダービー候補と期待されていたものの、故障で3歳春の3冠を全休したのがマッキンジーだ。半年ぶりの復帰戦となったG1ペンシルヴェニアダービー(d9F)を制して2度目のG1制覇を果たした後、2番人気に推されたG1
BCクラシック(d10F)は12着に大敗したが、12月26日にサンタ
アニタで行われたG1
マリブS(d7F)を4.3/4馬身差で快勝し3度目のG1制覇を飾っていた。
その直後に陣営からは、G1
ペガサスワールドCからG1ドバイワールドC(d2000m)に浮かう可能性を示唆するコメントが出ていたが、その後に馬主グループと調教師が協議した結果、マッキンジーは現在も発展途上で、大きな負荷をかける時期ではないとの結論に至ったものだ。
今後は、3月9日に行われるG1サンタ
アニタH(d10F),もしくは、6月9日にベルモントパークで行われるG1
メトロポリタンハンデキャップ(d8F)を目標に、ローテーションが組まれる模様だ。
(文:合田直弘)