「
若駒S」(19日、京都)
厩舎ゆかりの良血馬
ブラヴァスが闘志を燃やしている。友道厩舎の管理馬でG1・2勝の
ヴィルシーナの初子で、オーナーも母と同じ元
メジャーリーガーの佐々木主浩氏。中京のデビュー戦は3着に敗れたが、休養して立て直した2戦目の京都未勝利戦で勝ち上がりに成功。続く前走の
エリカ賞では勝ち馬に及ばなかったものの、最速の上がり3F34秒8の末脚で2着。一戦ごとに反応も鋭くなり、徐々に力をつけてきた。
9日の1週前追い切りでは栗東CWで
武豊を背に3頭併せ。軽快な動きで古馬を追走して併入を果たした。「ダメージもなく順調に来ています」と藤本助手は好感触を伝える。
三冠馬の
ディープインパクトをはじめ、厩舎の先輩である、09年
皐月賞馬
アンライバルド、16年のダービー馬
マカヒキなど、多くのG1馬を輩出した出世レース。自然と期待は高まる。「ここを勝って
マカヒキと同じ路線に乗ってくれれば。しまいはしっかりと伸びてきているし、夏に比べて大人になった。力はもともとある馬。十分勝負になると思います」と自信を口にする。
馬名は
ポルトガル語で素晴らしいの意味。ファンを魅了する華麗な走りで春のクラシックに名乗りを上げる。
提供:デイリースポーツ