「東海S・G2」(20日、中京)
再び存在感を示したい。
グレンツェントは2年前の覇者だが、以降6戦は3着にも入れず、不振が続いている。それでも、中間の調整は順調に進んでおり、陣営は巻き返しに意欲十分。
フェブラリーSの前哨戦で、骨っぽいメンバーが顔を並べるなか、チャンスをうかがっている。
今度こそ復活Vを決める。
グレンツェントは、2年前の東海Sで2度目の重賞制覇。ダート界に新スター誕生を期待させたが、以降6戦は完全な尻すぼみになってしまった。
9カ月半ぶりの実戦となった前走の
武蔵野Sも9着に敗れたが、加藤征師は「休み明けを使ったことで良くなっている」と巻き返しに自信を見せている。
9日の美浦Wの3頭併せでは、鞍上に逆らうことなく行儀良く追走。軽快なフットワークを披露した。中間はプール調整も併用し、長めからじっくり乗り込む入念な調整。師も「しっかりやれました」と満足げな表情を浮かべた。
3走前のチャンピオンズCは10着に敗れたが、勝ち馬とは0秒6差と大きく負けていない。指揮官も「1分50秒7で走っているんだからね。このメンバーの中に(中京千八ダートを)それだけのタイムで走れる馬はそういないんじゃないかな」と胸を張る。
加えて、今回は56キロの斤量で出走。過去ダートでは56キロ以下で9戦して3着を外したことはない。この馬にとって、57キロ未満の斤量で走れるのは、2年前の東海Sを制して以来。一発があっても不思議はない。
提供:デイリースポーツ