過去の勝ち馬には
ディープインパクトや
マカヒキといった後のダービー馬がいる
若駒S(1月19日・京都芝2000m)。ここを勝って、春のクラシックと意気込む注目馬が今朝16日にレースへ向けた最終追い切りを行っている。
前走
エリカ賞2着の
ブラヴァス(栗東・
友道康夫厩舎)はDPコースで単走。向正面の2コーナーから馬場入りしたが、その直後から少し行きたがる素振り。そこを懸命に抑えて、速くなりすぎないように調整していたが、それだけ
パワーが付いてきたといった感じ。
道中はしっかりと抑えが利いていたし、ゴール前では力強く伸びていた。以前なら追い出してからの緩さがあったが、今ではきっちりと走れている。時計は6F81.4〜5F67.3〜4F52.9〜3F38.9〜1F12.0秒。
前走
黄菊賞3着の
リオンリオン(栗東・
松永幹夫厩舎)はCWコースでの併せ馬。相手は新馬だったが、その外で僅かながら先行するような形。以前ならもたれているのかと思うくらい、頭を下げていたが、今朝の感じではそこまではない。
道中のラップが厳しかったので、最後はお互いに一杯になりながらだったが、時計は6F83.1〜5F67.3〜4F52.6〜3F38.9〜1F12.1秒で同入。一旦抜かれそうになったところで、抜かせまいと伸びるシーンもあっただけに、いい併せ馬だったのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)