米国の新設G1「
ペガサスワールドカップターフ」(1着賞金300万ドル=約3億3000万円、米国フロリダ州ガルフ
ストリームパーク、芝1900メートル。雨・重馬場)が26日(日本時間=27日早朝)に行われ、日本から唯一遠征した
アエロリット(牝5歳、美浦・
菊沢隆徳厩舎)は10頭立ての9着に敗れた。勝ったのは直線で外から伸びた
ブリックスアンドモルタル(牡5歳、米国、56キロ)だった。勝ちタイムは1分54秒59。
アエロリットは好スタートを切って2番手につけたが、3コーナーからズルズル後退。先行集団から大きく離され、8着馬から10馬身差でゴールした。50・5キロの斤量も生かせず、05年
シーザリオのアメリカン
オークス以来、日本調教馬2頭目の米G1制覇は成らなかった。
騎乗したF・ジェルー騎手は「パドックでまたがってからレースまで、非常にいい雰囲気を感じていましたが、3コーナーから手応えが悪くなってしまいました」とレースを振り返った。菊沢師も「残念な結果となってしまいましたが、
アエロリットや私にとっていい経験になりました。ここまでサポートしてくれた全ての関係者の皆さまに感謝申し上げます」と話した。
また、
父ハーツクライの日本生産馬で、昨年の米G1で2勝を挙げた
ヨシダ(牡5歳、米国、56キロ)は6着に終わった。
提供:デイリースポーツ