7日、
大井競馬場で行われた第1回
雲取賞(3歳・ダ1800m・1着賞金1200万円)は、先手を取った瀧川寿希也騎手騎乗の4番人気
ヒカリオーソ(牡3、川崎・
岩本洋厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、2着の1番人気
ミューチャリー(牡3、船橋・
矢野義幸厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分55秒8(重)。本馬及び2着の
ミューチャリーは
京浜盃と
羽田盃、3着の
カジノフォンテンは
京浜盃の優先出走権を獲得した。
【瀧川寿希也騎手のコメント】
「初めての右回りですし、本当は控えていくつもりでした。先を踏まえて、また行く馬もいたので。でも、スタートがあまりにも良かったので、思い切ってハナに行きました。道中はずっと外にもたれていて、逃げたのは失敗かと思いました。3〜4コーナーでポンと肩に合図を入れたらすごい手応えだったので、最後はずっと遊びっぱなしで、人間が負けないように鼓舞してました。馬にとっては余裕のある勝ち方だった思います。
この馬は当初から走るなあと思っていましたが、ここまですごい成長力で伸びてくれると本当に楽しみで、
東京ダービーに向けて夢も広がりました。ジョッキーをやるからには勝ちたいレースですので、この馬をもっと成長させて、いいコンタクトを取って、本番でいい結果につながるよう頑張っていきたいと思います」
【
岩本洋調教師のコメント】
「馬がだいぶ力を付けてきました。前走の浦和などでは、出していったらハミを噛んでしまって。今日は(瀧川騎手には)ちょっとゆっくり柔らかく、少し控えてと言いました。しかし、臨機応変に乗ってくれてあの形になったと思います。
今日は先への試金石と考えていたんですが、追い切りが非常に動いたので、ひょっとしたらここでもと思いました。楽しみな馬なので、じっくり育てていきたいと思っています。先がありますので、1回(
京浜盃を)
スキップして、
羽田盃に向かおうと考えています。最終目標は
東京ダービーですので。
まだまだ若く、これから成長してクラシックに向かっていける馬だと思いますので、皆様、応援のほどよろしくお願い致します」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)