「
京都記念・G2」(10日、京都)
相性抜群の鞍上が勝利へと導いた。
ダンビュライトが重賞V2。不振脱出となる約1年ぶりの美酒を味わった。
課題のスタートを決めて3番手で運ぶと、手応え良く直線へ。残り200メートルで先頭に立ち、最後は後続馬の追い上げを封じた。首差の辛勝に「ヒヤヒヤしました。いいリズムだったし、直線も伸びてくれると思った」と松若はホッとした表情を見せた。
17年12月以来となる久々のコンビ復活。これで3戦3勝と相性は抜群だ。「いいタイミングで乗せてもらっているので、チャンスを生かせるかどうかだった。勝ち切れて良かった」と笑みを浮かべた。
昨年の
天皇賞・秋はレース前に放馬して競走除外。続くチャレンジCではゲートに突進して口が血だらけになるなど、無類の癖馬。陣営は2走前から分厚いメンコに替えるなど試行錯誤の日々。きょうも馬場入りから細心の注意が払われたが、「怪しかったけど、ジョッキーがうまくやってくれた。全てがうまくいった」と生野助手は鞍上をたたえた。
次走は未定だが、昨年6着に敗れた
大阪杯(3月31日・阪神)が有力。馬名の由来は
パワーストーン。反撃はまだまだこれから。地力を強化した5歳馬が輝きを放つ。
提供:デイリースポーツ