日本ダービー6着の後、昨秋はいろんなレースで復帰予定も出ていたが、結局は走ることがなかった
ダノンプレミアム(栗東・
中内田充正厩舎)。1月から栗東坂路で時計を出し始めているが、今朝14日は
金鯱賞(3月10日・中京芝2000m)に向けた3週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了したCWコースだったが、追い切りが集中した時間帯からはしばらくして、馬場入り。特に煩い仕草も見せていなかったが、1頭で気分よく、1コーナーから2コーナーに入っていくといった感じ。
力みなく走れていただけに、3コーナー手前では追い切りかどうか区別がつきにくいほど。それでも3コーナーを過ぎるとしっかり加速していき、追い切る態勢を整えて最後の直線へ向いていく。
道中のラップが遅かっただけに、最後はグンとスピードに乗ってくるかと思われたが、フォームはうわずるような感じで、重心が低くはなってこない。本当に流しただけで終わったような感じで、時計は6F86.0〜5F69.4〜4F54.0〜3F39.7〜1F12.4秒。
これだけの休み明けの3週前追い切りとしては軽い内容に思えるが、もちろん陣営が意図するところもあるだろう。それだけに来週以降の追い切りに関しても、どのような変化が見られるのか注目してみたい。
(取材・文:井内利彰)