船橋競馬を狙うには、まずは「他場との違い」を理解することが重要です。
船橋競馬場の特徴は、スパイラルカーブ(コーナーの入り口が緩やかな角度で、コーナーの出口がきつい角度)を採用していること。そのため、コーナー進入時にスピードをあまり落とさなくていいため、走りやすいコースになっています。
展開の影響を受けにくく、脚質の不利も起こりにくいため、安定して力を出せるコースになっています。つまり、船橋コースの好走実績の信頼度は、他場の同コース好走実績より信頼度は高くなります。これが、他場より馬券的に狙いやすくなる理由となっています。
また、ラップタイムにもコースの特徴が表れています。
【2019年1月17日 チバテレ盃(船橋1700m)】
6.9 - 11.2 - 12.6 - 13.0 - 13.1 - 12.9 - 13.2 - 13.3 - 13.8
【2019年1月31日 多摩川オープン(川崎1600m)】
13.0 - 11.1 - 12.9 - 13.7 - 12.2 - 12.8 - 13.8 - 12.4
コーナーで緩急が付かずにスピードを落とさないで走れるので、一定のラップになることが多く、徐々に減速していくラップ推移になりやすくなっています。このラップ推移の場合、加速力とトップスピードの速さの重要度が低くなり、どれだけトップスピードを維持できるかという持続力の重要度がかなり高くなります。コーナーがきつく、強制的にコーナーでスピードを落とすことになる
川崎競馬場のラップと比較すると、違いは明らかです(とくにラスト2F)。
これが南関東の他場との大きな違いで、この違いが馬券的な狙い目になります。このようにコースの特徴の違いから、船橋コースを初めて走るような馬には注意が必要です。他場での実績が、アテにならないことがよくあるのです。
船橋が初めての場合は、直線が短くて仕掛けが早くなるぶん、距離以上に持続力が問われる浦和コースや大井内回りコースの実績、ハイペース実績があると対応できる可能性は上がります。
また、他場で展開での利点を受けやすい逃げ・先行馬の有利さが薄れることで、他場で結果が出なかった差し・追い込み馬の一変も期待できるコースとなっています。「他場との違い」を理解することで馬券的旨味のある馬、危険な馬が見えてくるので、それを馬券に生かしてみてはどうでしょうか。
(文=nige)
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