日本ダービー6着以降、いろんな復帰プランも出ていた
ダノンプレミアム(栗東・
中内田充正厩舎)だが、現在は
金鯱賞(3月10日・中京芝2000m)に向けて調整中。今朝21日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースで
川田将雅騎手が跨っての3頭併せ。
ジェシーが先導して、中間の
ダノンジャスティス、そして最後方からの
ダノンプレミアム。以前なら追いかけている時に前を追い越そうとするくらいの行きっぷりだったが、そこは折り合った形での追走。
4コーナーから直線に向くあたりで大外から前2頭との差を詰めていく。ここらあたりでトップスピードに乗っていくのが、3歳春の頃の動きだったが少しギアの上がり方が鈍い。伸びてはいるが、しっかりと追われている状態だったので、意外といえば意外。ただ、ゴールではきっちりと最先着はしている。
時計は6F81.4〜5F66.2〜4F51.1〜3F37.2〜1F11.7秒。数字的には全く問題ないが、これを楽な手応えでマークするのが、これまでの
ダノンプレミアムだったような気がする。年齢を重ねたことで落ち着きが出たのか、それともレース間隔があいているからなのか。いずれにせよ、このひと追いで変化を見せてくれそうな気もするだけに、来週の動きに注目したい。
(取材・文:井内利彰)