クラシックの登竜門、
弥生賞(GII・中山芝2000m)に美浦から出走する注目馬2頭についての1週前情報。
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ホープフルS(GI)3着からここに臨む
ニシノデイジー(牡3・美浦・
高木登)について、高木調教師。
「成長といった点では特に大きく変わったところはないですが、ここまで不安なところもなく順調に来ています。前走は勝ち馬も強かったですが、勝負どころで1回下がったロスがありましたからね。
中山コースは難しさがありますが、さほど問題ではないですし、改めてクラシックに向けていければと思っています」
■新馬、
京成杯(GIII)と2連勝中の
ラストドラフト(牡3・美浦・
戸田博文)について、戸田調教師。
「前走から
弥生賞まで1か月半くらいの間隔で、ローテーションもちょうど良いですし、放牧から戻ってきて調整という流れを経験していないので、前走後も在厩で調整しています。環境に慣れて落ち着いていますし、競馬に行ってのオンと厩舎にいる時のオフがうまくできています。
今週(2/21)は長めからしっかりと追い切りました。まだ子供っぽく、追い切りで1頭になると、寂しがって抜け出すのを待つようなところがあるので軽く促しましたが、しっかりと動けていましたし、変に
テンションが上がることなく良い状態で進められそうです。新馬戦に勝った時には終いに脚を使いましたが、前走は終い一辺倒ではないところを示せました。
初戦、2戦目と脚質の幅広さを見せてくれたのも、心強いです。キャリアが浅いので未知数で不安な点もありますが、期待感もあります。この先も調整をしっかりしていくことが大事だと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)