24日に中山競馬場で行われる
中山記念(4歳上・GII・芝1800m)の舞台となる中山芝1800m。このコースについて解説していく。なお、中山競馬場の芝コースは内回りと外回りがあるが、芝1800mは内回りを使用する。
スタンド前直線の半ばからのスタート。つまりスタートと同時に上り坂となる。初角となる1コーナーまでの距離は205m(Aコース使用時)と短く、上りスタートとも相まって、先行争いは激しくなりにくい。
1〜2コーナー中間で最頂部を迎え、そこから向正面半ばにかけて4mほど下る。その後、4コーナーまではほぼ平坦。最後の直線は310mで、残り180mから残り70mの地点に高低差2.2mの急坂が待ち構えている。
中山芝コースの高低差は5.3mと
JRA10場の中で最大であり、直線の急坂を2度超えるというタフなコース設定となっている。
ただし、前述の通り、先行争いは激しくなりにくく、また、内回りコースは使用頻度が少なく芝が良好な状態で保たれやすいため、逃げ・先行馬の活躍が目立っている。
2回中山はAコースで行われる。前開催の中山はCコースで行われたため、内目の馬場は傷んでいない状態。馬場が悪化しやすい時期(過去10年で5回、稍重〜不良で行なわれている)とはいえ、まだ、Aコース使用2日目であれば、基本的には内有利の馬場と想定しておくのが良いだろう。