優勝馬には
高松宮記念の優先出走権が付与される
トライアル競走。過去の上位入線馬を見ると13年
ロードカナロアや14年
コパノリチャード、16年
ミッキーアイルのように
高松宮記念に直結するケースもあるが、あまりこだわらない方がよい結果となっている。暮れに行われる
阪神カップとは同じ舞台だが、条件は定量のGII戦から別定のGIII戦へと変更。大きく異なることに注意が必要だ。多頭数で行われることも多く、過去10年で1〜3番人気馬は5勝2着5回3着3回。一筋縄ではいかないレースのようだ。
約2年間ほど勝利からは遠ざかっているが◎
レッツゴードンキは15年の
桜花賞馬だ。その後も
高松宮記念2着2回、
スプリンターズS2着と消長の激しいス
プリント界で牡馬相手に健闘を続けている。ただ、7歳を迎えて往年のスピードにやや陰りを見せているのも事実。そういう意味で、今のこの馬にとって1400mはベストではないか。54キロで出走できるのも有利だ。
長い休み明けから復活して富士Sを勝った○
ロジクライだが、その後はマイル
チャンピオンシップ14着、
東京新聞杯9着。しかし、前走の
東京新聞杯は
ハイラップを積極的に追いかけ早めに先頭に立つ意欲的な内容だった。結果は、勝ち馬からコンマ6秒差だったが、着順から受ける印象ほど負けていない。1400mの距離は初めての経験だが、マイル
チャンピオンシップでかかり気味に行ってしまったことから距離短縮はレースがしやすいのではないか。
2連覇を狙う▲
ダイアナヘイローは暮れの
阪神カップも勝っており阪神コースは7戦4勝4着2回。芝1400mは4戦2勝4着2回と得意だが、
阪神カップの前後半ラップは46秒2〜46秒3で、
阪急杯も45秒5〜45秒9とマイペースに持ち込めたことが勝因だろう。今回も一人旅が見込めるメンバー構成である点で注意が必要だ。
阪神カップ2着△
ミスターメロディ、同3着
スターオブペルシャ、3連勝中の△
エントシャイデンあたりも紙一重。展開ひとつで上位進出は十分可能とみる。