豪州ニューサウスウェールズ州のウィデンスタッドで供用されていたトップサイヤーのセブリング(父モアザンレディ)が、23日(土曜日)、心臓発作のため急死した。享年13歳だった。
07年のマジック
ミリオンセールにて13万豪ドル(当時のレートで約1210万円)で購買され、G・
ウォーターハウス厩舎に入ったのがセブリングだ。2歳時に6戦し、G1
ゴールデンスリッパーS(芝1200m)、G1サイヤーズ
プロデュースS(芝1400m)という2つのG1を含む5勝をあげ、2歳牡馬チャンピオンに選出されている。
2歳時に、自身の購買価格の20倍近い253万7千豪ドルの賞金を収得したものの、故障のため3歳以降は1戦もすることなく、09年にウィデンスタッドで種牡馬入り。
10年に誕生した初年度産駒から、G1ランドウィックギニーズ(芝1600m)、G1オールエイジドS(芝1400m)など5つのG1を制したディ
シデントや、G1
オーストラリアンダービー(芝2400m)、G1
クイーンエリザベスS(芝2000m)など4つのG1を制した
クライテリオンらが出現。
その後も、G1シュウェップス
オークス(芝2010m)やG1クイーンランド
オークス(芝2200m)を制したエッグタルト、香港でG1
チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m)を制した
ラッキーバブルズ、今季のG1サウザンドギニーズ(芝1600m)勝ち馬
アンフィトリテらを送り出していた。
(文:合田直弘)