25日、都内のホテルで「NAR
グランプリ2018」の表彰式が行われた。
東京盃などを制し
年度代表馬、ならびに
最優秀短距離馬・4歳以上最優秀牡馬を受賞した
キタサンミカヅキの北島三郎オーナー(名義は大野商事)が、同馬への思いを語った。
【北島三郎オーナーのコメント】
ありがとうございます。中央の(キタサン)ブラックは2年連続で頂いて、今度はまた地方で頂いて。嬉しいのは当たり前ですよね。このお馬と出会ったおかげで私よりもずっとお馬の方が有名になって(笑)、人生長いこと生かされてると、こんなにいいこともあるんだなあってしみじみ感じました。
ジョッキーがあまり乗りたがらなかったんです。それで武士沢君に「あなたしか乗れないから、頼むから乗ってくれ」って。それで頑張ってくれて、いくつか勝ってくれてね。
やっぱり、無事にゴールしてくれるとホッとするんですよね。距離はいまのところは1200mくらいに座っていますけど、マイルくらいまでは行けると思うんですよね。ミカヅキは残り1、2ハロンくらいからすごい脚を使うんですよね。4コーナーをまわって直線を向いたあたりからぐわーっといくもんで、驚かされちゃいますね。
キタサンブラックは私の息子ですから、(産駒が誕生して)“孫”が出来ました。できればミカヅキも孫を産んでくれたら嬉しいな。ただ、ミカヅキはもう私と同じくらいの年齢なもんですから(笑)、なかなか大変だなと思いますけど、若いですよね。ハツラツとして頑張って走ってくれていますから。まあ私も、どちらかというと若い方だと思います(笑)。
今年、9歳になりました。私は今年83歳を迎えます。私も前を向いてミカヅキに負けないくらい頑張っていきたいと思います。ミカヅキも一生懸命がんばって走ってくれるんじゃないかなと思います。レースは調教師と相談しながら決めたいと思います。ケガをしなければいいですね。
(
東京スプリントで
コパノキッキングと直接対決になるかもしれないが?)
キタサンブラックの場合は、負けた馬には次のレースで必ず勝つんです。お返しするんです。利口ですよね。ミカヅキは、この前コパちゃんの馬に負けましたから。お返ししないといけないですよね。でも、勝負の世界は運否天賦ですから、無事に帰ってきてくれたら私は嬉しいです。…ですけど、ミカヅキに勝ってほしいです(笑)。