香港マイル5着の後、放牧に出されて、2月2日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ帰厩した
ペルシアンナイト(栗東・
池江泰寿厩舎)。今年は
金鯱賞(3月10日・中京芝2000m)からの始動を予定しており、今朝28日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースで
ステイインシアトルとの併せ馬。向正面で3馬身ほど追いかける形だったが、追走している時のフットワークは力強くて、脚もしっかりたまっている印象。1Fごとにラップが速まっていくが、そこにもスムーズに対応していた。
最後の直線は内から前へ並びかけていく。追いつくまでが速かったし、追われてからもしっかり伸びた。時計は6F82.1〜5F66.8〜4F52.0〜3F38.0〜1F11.6秒。数字が速いのは勝ち切れなかった昨年も同じだが、今年は動き自体に厚みを感じる。
このあたりは2月上旬から時計を出して、十分に乗り込んだ効果かも知れないし、昨年の休み明け、
中山記念や富士S(ともに5着)とはちょっと違った状態で出走できるのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)