3月2日に行われる
オーシャンS(4歳以上・G3)の舞台となる中山芝1200m。このコースについて解説していく。
中山芝コースは内回りと外回りがあるが、芝1200mは内回りコースを使用して行われる。
外回り向正面の直線入り口付近からのスタート。初角となる3コーナーまでは275mほどだが、内回りとの合流する関係で3コーナーの角度は緩く、そのためコーナーでもスピードが落ちにくい。さらに、スタート地点がコースのほぼ最頂部にあり、前半500mで4mほど、ゴール前の坂下まで含めると4.5mほど下ることになる。緩いコーナーと下りスタートの相乗効果で、前半のペースは速くなりやすい。ゴール前の直線は310mで、ゴール前に高低差2.2mの急坂が待ち構えている。
基本的にはスピードを生かせるコースなので逃げ・先行馬の活躍が目立つが、
トップレベルの争いでオーバーペースになると、一気に形勢が逆転というシーンも珍しくない。
フルゲートのス
プリント戦ということで、ほぼハイペースになっており、過去10年で前半3ハロンが33秒7より遅かったのは2回だけ。16年は32秒7というハイペースを記録している。4コーナー7番手以下の馬が14回、10番手以下の馬が9回馬券に絡んでおり、後方待機組にもペース次第では十分にチャンスがある。
2回中山はAコース使用で行われ、
オーシャンSはその3日目となる。
JRAホームページの馬場情報で「3コーナーから4コーナー内側については洋芝の回復が十分ではない」という記述があったが、先週の競馬を見る限りはかなり時計が出ている。時計の足りないタイプは苦戦を強いられそうだ。