中山11Rの第56回
弥生賞(3歳GII・芝2000m)は8番人気
メイショウテンゲン(
池添謙一騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分03秒3(重)。1馬身半差の2着に6番人気
シュヴァルツリーゼ、さらに3/4馬身差の3着には4番人気
ブレイキングドーンが入った。
メイショウテンゲンは栗東・池添兼雄厩舎の3歳牡馬で、
父ディープインパクト、
母メイショウベルーガ(母の
父フレンチデピュティ)。通算成績は6戦2勝。
〜レース後のコメント〜
1着
メイショウテンゲン(
池添謙一騎手)
「今日は雨が味方してくれました。終始馬場を気にせず走っていました。母も重い馬場を得意にしていました。
きさらぎ賞では切れ負けした感じでしたから、今日は早めの競馬をしました。それもうまくいきました。
皐月賞の権利も取れて、賞金も加算できましたから、この後順調にいってほしいと思います」
(池添兼雄調教師)
「レースは中山を乗りなれているジョッキーに任せていました。時計がかかったぶん、この馬にはよかったのでしょう。母はGIで活躍した馬で、父も
ディープインパクトですから、重賞を勝てて肩の荷が降りたという感じです。母もそうでしたが遅咲きのタイプで、これからまだ良くなる馬です。楽しみにしたいです」
2着
シュヴァルツリーゼ(
石橋脩騎手)
「スタートで出られなくて寄られてしまいました。仕方ありません。そうなると思っていた位置が取れないので切り替えていきました。9レースに乗ったときに『コーナーでいいところを取らないといけない馬場』だと思っていて、かかりのある(走りやすい)馬場を探しながら3コーナーから動いていきましたが、他に寄られてしまって、馬がびっくりしている感じでした。あれがなければもう少し良かったと思います」
3着
ブレイキングドーン(
福永祐一騎手)
「もっとすいすい行けるかと思ったら、進んでいきませんでした。気持ちのほうの問題でしょうか。最後はよく来てくれました。気ムラな面があります。こういう馬場が得意だと思います」
4着
ニシノデイジー(勝浦正樹騎手)
「馬場が悪いのは覚悟の上でしたし、むしろこの馬場がいいと思っていたくらいです。枠も枠ですし、無理に外へ出すことはないと思っていました。初の道悪で、まだトモがしっかりしていませんし、実際は馬場が向かなかったのかもしれません。まだ良くなると思いますが、(今日は)すごく残念です」
5着
カントル(
藤原英昭調教師)
「4コーナーで他馬に入られてしまいました。それでも能力は見せてくれていて、先々が楽しみです」
7着
ラストドラフト(
田辺裕信騎手)
「スタートがうまいです。今日は行きたそうな馬がいないので、逃げも(選択肢として)ありだという話をしていました。人気も集めていて、プレッシャーをかけられている感じもありました。初の道悪で馬場に戸惑いがあったのかもしれません。リズムは良いと思っていましたが、こんなに止まるとは思いませんでした」
ラジオNIKKEI