9日、阪神競馬場で行われた
阪神スプリングジャンプ(4歳上・JGII・障害3900m)は、好位で各障害をクリアしていった
石神深一騎手騎乗の1番人気
オジュウチョウサン(牡8、美浦・
和田正一郎厩舎)が、最後の4コーナーで逃げる2番人気
タイセイドリーム(牡9、栗東・
矢作芳人厩舎)に並びかけると、直線の最終障害を越えて
タイセイドリームを振り切り、2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは4分23秒6(良)。
さらに8馬身差の3着に3番人気
シンキングダンサー(牡6、美浦・
武市康男厩舎)が入った。
勝った
オジュウチョウサンは、
父ステイゴールド、
母シャドウシルエット、
その父シンボリクリスエスという血統。昨年の
中山グランドジャンプを制したあとは、平地競走に挑戦。大目標の
有馬記念では9着だったものの、それまでに条件戦を2連勝し大きく話題となった。
今年の復帰戦にはこの
阪神スプリングジャンプを選択。11か月ぶりの障害競走だったが、それをものともしない完勝で、絶対王者の貫禄を見せつけた。これで障害競走では10連勝。このあとは
天皇賞・春が目標だが、出られなかった場合は
中山グランドジャンプ出走も視野に入っている。