阪神8Rの
阪神スプリングジャンプ(障害4歳以上GII・芝3900m)は1番人気
オジュウチョウサン(
石神深一騎手)が勝利した。勝ちタイムは4分23秒6(良)。2馬身半差の2着に2番人気
タイセイドリーム、さらに8馬身差の3着に3番人気
シンキングダンサーが入った。
オジュウチョウサンは美浦・
和田正一郎厩舎の8歳牡馬で、
父ステイゴールド、
母シャドウシルエット(母の
父シンボリクリスエス)。通算成績は26戦15勝。
〜レース後のコメント〜
1着
オジュウチョウサン(
石神深一騎手)
「思っていた通りのレースはできましたが、障害レースが11ヶ月ぶりということもあり、3ヵ所ほど飛越をミスしました。最後の障害もヒヤッとしましたが、この馬の体幹の強さ、柔軟さで転ばずに飛び越えてくれました。去年の
中山GJに比べると手応えは怪しかったのですが、2着馬と併走しながら負けないだろうという手応えでした。賢い馬なので、今日走ったことによってこの後も障害ならもっといいパフォーマンスを見せてくれると思います。今日はたくさんの応援をもらい僕も
オジュウチョウサンも喜んでいます」
(
和田正一郎調教師)
「久々の障害でも、いつもの跳びだったと思います。手応えも良さそうで、襷コースを回ってから差を詰め、最後は無理をしませんでしたが、良い競馬でした。(最後の障害について)スピードを上げて飛ぶので踏み切りのばらつきはありますが、ちゃんと着地できる所がこの馬のすごいところだと思います。8歳になりましたが、騎手を乗せると返し馬からやる気満々で、レースでも闘志を見せますし、変わっていません。今後は(天皇賞や
中山GJなど)色々な選択肢がありますが、状態や回復具合を見てということになります」
2着
タイセイドリーム(平沢健治騎手)
「前半フワフワした分、息が入ってしっかり走ってくれました。レース自体は良かったと思います。馬は一生懸命走ってくれました。馬体も太くなかったです。馬は頑張ったと思いますが、やっぱり
オジュウチョウサンは強いですね」
3着
シンキングダンサー(
金子光希騎手)
「王者を徹底マークして、4コーナーまで食らいついていきました。最終障害で
オジュウチョウサンに突き放されましたが、強い馬と戦って自分の馬も強くなっていくと信じてこれからもレースに臨みます。障害馬としては完成されてきたと思います」
4着
アズマタックン(熊沢重文騎手)
「行き脚は良かったですね。こういう競馬ができればチャンスも出てくると思います。固定障害はノーミスで飛ぶことができました。馬が注意しながら飛んでいるので、置き障害よりいいのかもしれません。最後は脚を使っていますし、先々は楽しみな馬だと思います」
5着
シークレットパス(
五十嵐雄祐騎手)
「状態は良かったです。阪神コースも距離も問題なかったです。ペースが落ち着いていたので、自分から動いていきました。襷でインを突いて上がっていこうと思いましたが、相手が強かったですね。それでもよく食らいついていると思います」
ラジオNIKKEI