24日に中京競馬場で行われる
高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)の舞台となる中京芝1200m。このコースについて解説していく。
向正面直線半ばからのスタート。スタートから100mほど緩やかに上った後、そこからは長い下りに転じる。残り340m地点から100mほどで高低差2mの急坂が待ち構えている。勾配2.0%は中山に次ぐキツさだ。急坂を超えたラスト240mはほぼ平坦となっている。ゴール前直線は412.5m。
2012年に
カレンチャンが1:10.3で優勝しているように、コース改修直後はとにかく時計が掛かり、差しが決まりやすいという傾向が顕著だった。しかし、年々その傾向は変化し、2016年には
ビッグアーサーが1:06.7というタイムを叩き出している。2016年は
イレギュラーだと思われるが、2018年の勝ち時計は1:08.5で、4コーナー6番手だった3頭で決着したように、改修直後よりも馬場が軽くなっていることは間違いないだろう。
高松宮記念は2回中京の6日目。前半4日間がAコースで行われ、この週だけBコースへと変更となる。内側の荒れた部分がカバーされる形になるため、前週よりも時計が速くなる可能性は少なくない。その一方で、雨にあたりやすい時期でもあり、非常に馬場状態の判断が難しい。まずは土曜の馬場傾向をしっかり見極めたいところだ。