前走
クイーンCで重賞制覇を果たした
クロノジェネシス(栗東・
斉藤崇史厩舎)。前走後は一旦放牧へ出されており、3月14日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩。今朝27日は
桜花賞(4月7日・阪神芝1600m)に向けた1週前追い切りが行われている。
北村友一騎手が跨り、CWコースで
ショージョーダとの併せ馬。向正面で1秒ちょっと追いかけるような形だったが、道中の走りはスムーズ。行きたがるような素振りも見せておらず、むしろゆったりと走っているくらいだった。
4コーナーから最後の直線を向くあたりでラップが速くなり、直線は内から楽な手応えで前へと並びかけていく。
あっさりと前に並ぶとあとは持ったままの手応えで併走。前に出すぎないように抑えるのに、苦労するような仕草が見られたくらい。時計は6F83.2〜5F67.8〜4F52.7〜3F38.7〜1F11.7秒と特筆するほどの数字ではないものの、見た目のインパクトが素晴らしい。前走時よりも明らかに動ける状態になっており、最終追い切りでの動きも注目したいところ。
(取材・文:井内利彰)