前走
共同通信杯で連勝はストップしてしまった
アドマイヤマーズ(栗東・
友道康夫厩舎)。その後は予定通り、リフレッシュ放牧へ出されており、3月13日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩。今朝28日は
皐月賞(4月14日・中山芝2000m)に向けた2週前追い切りを行っている。
M.デムーロ騎手が跨って、単走での追い切り。レースでは
テンションの高いイメージがあるが、トレセンでは落ち着き十分。馬場入りして、キャンターに移ってからも自分のリズムで走れている。
鞍上もその呼吸に合わせて、向正面を運んでいくと、少しずつラップが速くなっていく。速すぎず遅すぎず。ちょうどいい感じで最後の直線に向くと、更に加速してゴールへ向かっていくが、ここでも力みはなく、スピードと
パワーの
バランスが絶妙な走りだった。
時計は6F83.2〜5F67.7〜4F52.5〜3F38.0〜1F11.6秒。陣営が予定していた通り、ある程度の数字は出せたようだし、至って順調といった感じ。なにより、デビューからずっと騎乗が続いているコンビだけに、人馬一体感が伝わってくる追い切り内容だった。
(取材・文:井内利彰)