弥生賞を勝ち、一躍、
皐月賞(4月14日・中山芝2000m)の主役候補に踊り出た
メイショウテンゲン(栗東・池添兼雄厩舎)。今朝28日はレースに向けた2週前追い切りを朝一番のCWコースで行っている。
ティーブルームとの併せ馬だったが、6Fから5Fの区間は遅め。しかし3コーナー手前に入るとラップが速くなっていくが、そこで外を回って、前へ並びかけていく脚力を見せる。
さすがにこの地点で外を回ると、最後の直線では脚がないケースがほとんどだが、脚色は全く衰えない。むしろ相手の脚色が鈍り始めて、こちらの手応えが良く見えるくらいだった。
時計は6F81.3〜5F65.0〜4F51.2〜3F37.7〜1F12.9秒。数字としては目立つほどではないが、4コーナーから最後の直線に向く時の雰囲気は、さすが中山芝2000mで強い競馬をしたという脚力。前走の反動というよりも、まだまだ
パワーアップしている状況を考えると、前走をフロック視するわけにはいかないだろう。
(取材・文:井内利彰)