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【桜花賞がGI初制覇】福永祐一騎手は1999年 桜花賞初参戦で悲願のGIタイトル奪取

  • 2019年04月01日(月) 20時31分
 今年からリステッド競走が新設され、出走ボーダーラインも1600万円とやや高めな一戦となっている今年の桜花賞。そんななか前哨戦で好走して本番へ挑む馬たちとコンビを組むパートナーのなかには、悲願のJRA・GIタイトル獲得がかかる騎手も。そこで今週は今なお活躍する現役ジョッキーのなかで、GI初制覇を桜花賞で飾った騎手たちをご紹介していきます。

プリモディーネ チューリップ賞4着からの逆襲劇

 1996年に福永洋一元騎手の息子として注目を集めるなかデビューを果たした福永祐一騎手。初騎乗で勝利を挙げ、続く2戦目で連勝と圧巻のデビューとなった。そんな福永騎手は同年10月の秋華賞でGI初騎乗。その後、キングヘイローでの1998年皐月賞2着などを経て、26回目のGI挑戦となった1999年の桜花賞を迎える。

 福永騎手がパートナーを組んだのはプリモディーネ。新馬戦で騎乗した幸英明騎手から乗り替わり、テン乗りで見事ファンタジーSを制し重賞初制覇。それから挑んだ前哨戦のチューリップ賞は伸びきれずに4着で本番へ駒を進めた。

 その年の有力馬は岡部幸雄騎手が騎乗するスティンガー武豊騎手フサイチエアデール河内洋騎手のゴッドインチーフなど。プリモディーネはこの3頭に続く4番人気だった。

 レースは1番人気のスティンガーが出遅れる幕開けに。14番枠からスタートしたプリモディーネは後方からレースを進め脚をためる作戦に。その外にはフサイチエアデール、それらの後ろにスティンガーと有力馬がお互いを見ながらけん制しあうように3〜4コーナーへ。

 先に外目を押し上げていった武豊騎手騎乗のフサイチエアデールについていくようにそのまま直線を迎えると、残り200mを切ったあたりで逃げ粘るトゥザヴィクトリー、それを交わしにかかるフサイチエアデールを一気に抜き去り先頭へ。そこから追い詰める馬はおらず、1馬身半差の完勝を収めた。2着にフサイチエアデール武豊騎手、3着にトゥザヴィクトリー幸英明騎手での入線となった。

 これが桜花賞初参戦となった福永祐一騎手。当時デビュー4年目の若手ながら大舞台でじっくり脚をため、直線まで追い出しを我慢する冷静な好騎乗が光る一戦となった。

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