「ドバイSC・UAE・G1」(30日、メイダン)
リベンジのお膳立ては整った。
レイデオロは29日、ダートを1周。前半はゆっくりと回り、ラストの半周を軽く流した。力むような面も見せず、優等生の走り。津曲助手は「ここまで順調に来られました。昨年(4着)よりも、いい準備ができたと思います」と胸を張った。「カイバもよく食べていて元気。楽しみです」と待ち遠しい様子だった。
馬主のキャロット
ファーム代表を務める秋田博章氏も、目下の充実ぶりを物語るシャープな馬体に目を見張った。「1年前とは雰囲気が全然違いますね。昨年は滞在中に
テンションが上がってしまい、結果が出なかった。今年は落ち着いていて、それが体つきにも表れています」。昨秋に復帰してからは、
天皇賞・秋を制するなど、古馬の王道路線でG1戦線を引っ張ってきた。ドバイに戻ってきた目的はひとつ。1年前の悔しさを晴らす時は、刻一刻と迫っている。
提供:デイリースポーツ