スマートフォン版へ

【桜花賞がGI初制覇】小牧太騎手は2008年 700万馬券を演出した波乱の立役者

  • 2019年04月03日(水) 19時49分
 今年からリステッド競走が新設され、出走ボーダーラインも1600万円とやや高めな一戦となっている今年の桜花賞。そんななか前哨戦で好走して本番へ挑む馬たちとコンビを組むパートナーのなかには、悲願のJRA・GIタイトル獲得がかかる騎手も。そこで今週は今なお活躍する現役ジョッキーのなかで、GI初制覇を桜花賞で飾った騎手たちをご紹介していきます。

レジネッタ 重賞初制覇が桜の大舞台

 小牧太騎手は1985年10月、兵庫県競馬所属の騎手としてデビューを迎えた。そこから楠賞全日本アラブ優駿、摂津盃など数多の重賞タイトルを手にした。

 そんな小牧騎手は、2004年3月に中央移籍しJRAジョッキーとしてデビュー。同年の高松宮記念JRA騎手としてのGI初騎乗となった。それからおよそ4年後の2008年4月、移籍以降44回目のGI挑戦での悲願達成を迎える。

 その年の有力馬は池添謙一騎手が騎乗する前年の2歳女王トールポピー武幸四郎騎手のリトルアマポーラ桜花賞3連覇を狙う安藤勝己騎手のオディールなど。小牧太騎手とコンビを組むレジネッタは12番人気だった。

 2度目のコンビで挑んだレジネッタと小牧騎手は15番枠からスタートすると、前走と同じように後方からレースを進めていく。その1馬身後ろにはトールポピー、そしてリトルアマポーラと有力馬はさらに後方に待機し、そのまま直線へ。

 外目に持ち出されたレジネッタは、直線入り口では先頭集団からかなり離れており、そこから外にいた有力馬を置き去りにしつつ、ぐいぐいと差を詰めていくと、残りわずかといったところで先頭に躍り出てそのままゴールイン。

 大波乱を演出したヒロインをエスコートした小牧騎手は、レース後のインタビューでは涙を流す場面も。兵庫で3000勝以上を上げた名手が感極まるGI初制覇となった。3連単は700万円を超え、当時GIでは歴代2位を記録。レジネッタはGI舞台で重賞初制覇を挙げた。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す