昨年は
菊花賞3着、前走は
ダイヤモンドSで重賞初制覇を果たした
ユーキャンスマイル(栗東・
友道康夫厩舎)。前走後は一旦放牧へ出されており、3月21日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩している。
今朝3日は次走予定の
天皇賞・春へ向けた3週前追い切り。CWコースで3頭併せの先頭という内容だったが、自分のリズムで走れたこともあり、道中の行きっぷりは速くなりすぎず、ちょうどいい感じ。
最後の直線で内から
タピゾー、
スーパーフェザーが詰めてくるが、こちらの手応えは本当に楽。残り1Fの地点で軽く仕掛けると、また前へ出て、最後は先着でゴール。レースまでこんなに時間がある段階で、ここまで動けるとは想像していなかった。
時計は6F85.5〜5F69.4〜4F54.2〜3F39.1〜1F11.8秒。数字的にはこんなものだが、見た目にはこれまでの
ユーキャンスマイルのレース3週前とは全く違う。これが4歳馬としての成長なのかも知れないし、この後、どんな上昇カーブを描いてレースへと向かっていくのか楽しみなところ。
(取材・文:井内利彰)