桜花賞と同じ週なので牝馬の上位陣は不在になるのが通例で、牡馬のマイラーもトップクラスは
皐月賞にチャレンジすることが多い。さらには去年から
アーリントンCが翌週に移動してきたため、そちらにもメンバーが流れるようになった。混戦模様になりやすいレース。
1.前走重賞組強し
前走で重賞を使われていた馬が過去10年(阪神開催の2011年を含む)で9勝、直近では6連勝中。2018年は
ケイアイノーテック、2017年は
クライムメジャー、2016年は
アストラエンブレム、2015年は
グランシルクと、前走で500万条件を快勝した素質馬が1番人気に推されたが、それぞれ2着、8着、4着、2着と勝ち切れていない。
2.馬格が必要
過去10年のうち中山開催だった9年に限定すると、馬体重480kg以上の馬が6勝していて、昨年の勝ち馬
カツジも478kgだった。馬体重470kg以上が勝率10.5%・連対率18.4%であるのに対して、470kg未満は1.5%・6.1%。
3.牝馬は侮れない
過去10年(阪神開催の2011年を含む)で牝馬の出走は14頭あったが、2014年は
ベルルミエールが8番人気3着、2016年には
エクラミレネールが12番人気で3着と好走している。牝馬の挑戦は賞金不足で
桜花賞を除外になったケースがほとんどで、人気薄になりがちだが好走馬が出ている。
メイショウショウブは
桜花賞では賞金不足の見通しで、こちらに回る公算が大きい。
チューリップ賞では出負けして自分の競馬ができなかったが、すんなり先行したときの粘り強さは
アドマイヤマーズの2着に入った
デイリー杯2歳Sが示すとおり。前走で482kgと牝馬ながら馬格に恵まれており、直線が短く
パワーを要する中山替わりもプラスに働きそうだ。