久々の障害戦となった
阪神スプリングジャンプ(JGII)に優勝した
オジュウチョウサン(牡8・美浦・
和田正一郎)が、自身の誕生日の4月3日(水)、
中山グランドジャンプ(4/13・JGI・芝4250m)に向けて、ウッドチップコースで1週前追い切りを行った。追い切り後の
石神深一騎手のコメント。
「
阪神スプリングJからこのレースに向かうというローテーションは、2年前に経験していますが、その時と変えないように調整をしてきました。
1週前はいつもゴール板を過ぎて1コーナーくらいまで負荷をしっかりとかけていますが、今週(4/3)は入りが遅かった分も含めゴール板を過ぎてから長めにやっています。
2年前は初の阪神だったのでゲッソリしていましたが、今回は前走後のダメージが少なく、体もさほど減っていません。もう少し絞りたいくらいですが、これで週末と来週水曜日にやればほぼ仕上がると思いますし、1週前追い切りをするといつもピリピリしてくるので、気持ちも入るでしょう。
来週金曜日に中山に運んでスクーリングをしますが、来週の追い切り後の馬の様子を見て、どの程度やるかを決める予定です。
人間が仕上げるというより、馬自身が仕上げているという感じで、調子の波がないのがオジュウの凄いところです。メンタルが強い上に賢さもありますし、元々スタミナがあって全てにおいて高レベルで安定しています。他にも強い馬がいますが、何とか障害GIレース、7連勝を決めたいと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)