6日に中山競馬場で行われるニュージーランドT(3歳・牡牝・GII・芝1600m)について馬番別に検証していく。なお、阪神競馬場で開催された2011年は除く。
馬番別では、最多となる5回の馬券絡みが4番。4回で5番、3回で3番、9番、12番と続く。3〜5番に好走馬が集中していることは無視できない傾向で、馬券に絡まなかったのは15年、14年、10年の3回だけである。過去10回、いずれも15頭立て以上で行われていたことを踏まえても、3〜5番「5-3-4-18」複勝率40.0%、複勝回収率172%という成績は驚異的だ。
昨年の3〜5番の成績を振り返ると、3番
ゴールドギア(12番人気4着)、4番
アイスフィヨルド(7番人気5着)、5番
カツジ(2番人気1着)となっていた。勝ち馬が含まれていたことを含め、他2頭の激走ぶりからも馬券の相手に拾っておく価値は少なからずあるだろう。
一方、内有利にもかかわらず1番と2番は連対例がなく、極端に内枠すぎると窮屈な競馬を強いられてしまうのかもしれない。ただし、昨年は2枠2番から9番人気の
デルタバローズが3着に好走しており、今年の3回中山が速い時計の出る馬場状態であることを考慮しても、1〜2番を軽視しすぎることには疑問が残る。
1枠 0-0-0-18 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 2-3-4-11 複勝率45.0% 複勝回収率248%
3枠 4-1-1-14 複勝率30.0% 複勝回収率82%
4枠 1-1-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率115%
5枠 0-2-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率38%
6枠 1-1-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率35%
7枠 1-1-0-18 複勝率10.0% 複勝回収率20%
8枠 1-1-2-16 複勝率20.0% 複勝回収率47%
参考までに枠順による成績を比較すると上記の通り。やはり内過ぎない内目の枠に意識を向けることが賢明と言えるのではないか。