「
桜花賞・G1」(7日、阪神)
価値ある銀メダルだ。最後の直線、馬群をすり抜けるように猛然と追い込んだ
シゲルピンクダイヤが2着を確保。勝った
グランアレグリアには2馬身半差をつけられたが、先に抜け出していた
ダノンファンタジーをとらえ、外から急追してきた
クロノジェネシスも抑え込んだ。
「スタートしてすぐにつまずいたので、そこからは馬任せで」。道中は馬のリズムを重視して、後方4、5番手から運んだ。距離のロスを避けるため、直線では内の馬群へ突っ込んだ。「うまく内があいてくれた。馬込みに入っていったが、最後はよく伸びてくれたね」。デビューから4戦全てでコンビを組む鞍上は、相棒の奮闘ぶりをたたえた。
次はもちろん、樫の舞台での逆転戴冠を狙う。渡辺師は「何もなければ
オークスに行きます。レース内容は良かったですし、競馬に行っていい馬。距離も延びた方がいいタイプだと思います。最後は必ずいい脚を使ってくれますからね。楽しみです」と、早くも次戦に夢を膨らませていた。
提供:デイリースポーツ