13日、
オーストラリアのランドウィック競馬場で行われた
クイーンエリザベスS(G1・芝2000m・9頭)はH.ボウマン騎手騎乗、今回がラストランとなる予定のウィンクス(牝7、豪・C.ウォーラー厩舎)が中団から進め、第4コーナーで前を射程圏に入れ、直線では外からほぼノーステッキで他馬を抜き去り、有終の美を飾った。勝ちタイムは2:02.54(稍)。
日本から参戦、先週の
ドンカスターマイルの4着から連闘となったT.
ベリー騎手騎乗の
クルーガー(牡7、栗東・
高野友和厩舎)は、ウィンクスと並走する形で進め、直線では最内から伸び、1.5馬身差の2着と大健闘の結果となった。3着にはさらに2.5馬身差で
ハートネル(セ8、豪・J.カミングス厩舎)が入った。
ウィンクスは
父Street Cry、
母ベガスショーガール、その父
Al Akbarという血統。この勝利により自身の持つG1世界最多勝利記録を「25」、豪州最多連勝記録を「33」に更新した。また、本レースにおいては3連覇を達成した。通算成績は43戦37勝。豪州の名牝が、2015年5月から始まった約4年間にも渡る連勝を途切れさせることなく、ターフを去る。