優勝馬には
安田記念への優先出走権が付与されるレースだが、牝馬にとっては
ヴィクトリアマイルへの前哨戦的な意味合いも含ませている。現行条件となって8年目。過去7年で延べ29頭が
安田記念へと駒を進め、3着4回。最後の直線で瞬発力勝負になりやすい京都競馬場と、同じ距離でもスタミナと底力を問われる東京コースとの違いが浮き彫りになる結果となっている。開催変わりの第1週でもあり、スピード勝負になりやすいのも特徴的だ。
マイルのGI勝ち馬も出走馬に名を連ねているものの、
金鯱賞に勝ちながらも、
大阪杯ではなく
安田記念に照準を絞ってきた◎
ダノンプレミアムを狙う。デビューから6戦5勝で、2000m以下では5戦5勝。マイル戦は2戦2勝。
朝日杯FSではのちの
マイルCS優勝馬
ステルヴィオを3馬身半振り切り、サウジアラビア
ロイヤルCではレコード勝ちを収めている。この馬が本命だ。
昨年の
安田記念に勝って
スワンS2着○
モズアスコットも意地を見せたいところ。昨秋の
マイルCSは大きな不利を受けたが、着順ほど大きくは負けていない。58キロがひとつのポイントになりそうだが、
安田記念連覇を狙ううえでも結果を残したいところだ。
条件戦からマイル戦3連勝中の▲
インディチャンプが強敵だ。内回りコースだったとはいえ、京都競馬場での勝ち鞍もあり、
東京新聞杯では着差以上の強さを見せてくれた。まだ奥がありそうなのも心強い。
デビュー戦からマイルばかりを使われて、京都競馬場に限れば4戦3勝△
パクスアメリカーナも逆転を狙う。
ヴィクトリアマイル優勝馬
ホエールキャプチャの全弟で、マイル適性は高い。
ほかでは△
ケイアイノーテック。
NHKマイルC優勝に敬意を表したい。