「マイラーズC・G2」(21日、京都)
1番人気の
ダノンプレミアムが2番手から直線で抜け出して完勝。重賞5勝目を挙げ、
安田記念・G1(6月2日・東京)への優先出走権を獲得した。逃げた5番人気の
グァンチャーレが2着、4番人気の
パクスアメリカーナが3着に入った。
ダノンプレミアムが格の違いを見せつけた。
グァンチャーレが先に行ったことで、2番手に控える形を選択。1000メートル通過タイムが1分0秒3と超スローペースの流れのなか、力むことなくスムーズに追走。直線半ばで前をとらえると、最後は1馬身1/4差をつけて、単勝1・3倍の断然人気に応えた。
強い。完璧と言っていいレース運び、そして内容だった。2歳王者に輝いた2017年の朝日杯FS以来となる1600メートル戦。川田は「久しぶりのマイル戦を無事に終えることができて良かった。道中の流れはゆっくりで、これだけ上がりが速くなったこともあって、後ろの馬との差は開きませんでしたが、いい内容だったと思います」と振り返った。
9カ月ぶりだった
金鯱賞に続いて、重賞連勝。春の最大目標である
安田記念へ、大きく弾みをつけた。中内田師は「古馬らしい体と雰囲気になってきていますし、次に向けていい
ステップを踏めたかなと思います」と本番を見据えれば、鞍上も「控えてからは、しっかり我慢をして走ってくれていました。素晴らしい馬であることは間違いないですし、これからの時間をしっかりと過ごしていきたいと思います」と準備を整えていく。
アーモンドアイ、そして香港のスーパーマイラー・
ビューティージェネレーションなどの参戦の可能性もある大舞台を
ターゲットに、頂点を目指す。
提供:デイリースポーツ