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友道康夫調教師
――前走のダイヤモンドSを振り返ってください。
友道 昇級戦でハンデ(54キロ)にも恵まれたところがあったと思います。それでも改めての3400mで折り合いもついていましたし、最後はあの上がり(3ハロン33秒4)だったので長距離の適性を感じました。
――この中間の調整過程は?
友道 一度牧場のほうに戻しました。レースの6週間くらい前に栗東に連れてきましたが、こっちに来ても順調に来ています。
――長距離戦だった前走の反動は?
友道 幸い大きなダメージもなかったので、天皇賞に向けて立ち上げられましたね。
――今朝の追い切りは坂路コースで行われました。
友道 併せて気合を乗せる程度に追い切りました。乗ってもらった荻野(琢真)ジョッキーも「すごくいい感じでできています」と言っていました。いい感じに仕上がったと思います。
――斤量については?
友道 3歳の
菊花賞でも57(キロ)で走っていますし、いま体も成長していますし58(キロ)でも大丈夫だと思います。
――この馬のストロングポイントは?
友道 いつも競馬にいくと100%自分の力を出してくれる。折り合いもついてすごくジョッキーも乗りやすい馬だと思います。
――京都の長距離戦については?
友道 この馬も瞬発力ではなくて長くいい脚が使える馬なので、京都の3コーナーの坂を利用しながら徐々にスピードをあげて直線に向くという京都の長丁場は合っていると思います。
――最後にファンの皆さんへメッセージを。
友道 こちらの馬も長距離でいつもすごくいい競馬をしています。お母さんもうちにいた馬(
ムードインディゴ)なので、その子供でなんとかGIを勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします。
(取材・文:花岡貴子)