「
新潟大賞典・G3」(29日、新潟)
ハイレベルな4歳世代からまた一頭、楽しみな逸材が現れた。平成最後のJRA重賞は、豪州のホープが重賞初挑戦の
メールドグラースを勝利へ導いた。
中団待機から直線一気の末脚。実力馬
ミッキースワロー、1番人気
ロシュフォールの猛追を退けた。レーンは「いいスタートが切れたし、壁がつくれていいポジションが取れた。直線の手応えも良かったし、本当にエキサイティングした」と興奮を隠せない。
27日から短期免許で騎乗し、28日の東京では4勝の堅め打ち。そしてこの日は、仕掛けどころの難しいコースを2戦目で攻略した。短期免許初週での重賞Vは、母国の先輩C・ウィ
リアムズ(10年
天皇賞・春=
ジャガーメイル)以来2人目の快挙となった。
「イメージ通りに乗ってくれた。初めて乗った競馬場とは思えないね」と清水久師も感心しきりだ。3連勝で重賞Vを決めた愛馬の次走には「
宝塚記念(6月23日・阪神)も選択肢のひとつ」と話し、さらなる飛躍を願った。
提供:デイリースポーツ