5月6日、
船橋競馬場のダート1600mで行われる、
かしわ記念。JpnIにふさわしく、豪華メンバーが揃った一戦だが、その中でも最上位評価されるであろう
インティ(栗東・
野中賢二厩舎)。前走
フェブラリーSを制して、7連勝中だが、レースに向けた最終追い切りが今朝2日に行われた。
単走だったが、ゆったりとした感じでスタート。時計を要する馬場状態だったので、このペースだと少し遅い時計になるかなと推測したが、スタートから1F過ぎると、自然とスピードが乗っていく。
カーブから残り2Fという段階では完全にスピードに乗っており、走りも安定。そこから加速することも減速することもなく、一定のペースでフィニッシュ。時計は4F53.1〜3F39.0〜2F25.7〜1F12.9秒。
自分のリズムで走ることができれば、本当に崩れない馬。それは調教を見ていても感じるし、今では馬体もダート馬らしく、ガッシリとした腹袋になってきた。走りも馬体も厚みを増しており、ここはGI馬として勝たなければいけない一戦になりそう。
(取材・文:井内利彰)