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【かしわ記念予想】インティに暗雲!? データが示すフェブラリーS馬受難のかしわ記念攻略のポイントとは?/地方競馬レース展望

  • 2019年05月05日(日) 18時33分
 船橋競馬場で行われる唯一のGIである「かしわ記念」。上半期のダートマイル王決定戦とあって、1年で最も船橋が盛り上がるレースを過去10年のデータから傾向を紐解くと…。

 船橋は地方競馬のなかでは広いスパイラルカーブを採用しており、1600mというコース設定は比較的紛れのない、どの馬も力を発揮しやすいものになっている。それだけに強い馬が勝つと思われがちだが、意外にも1番人気が勝てないレースとなっている点をまず第1のポイントに挙げたい。

 地元の雄フリオーソの引退後は完全にJRA勢が優勢で、過去10年の成績では1番人気は[1-3-4-2]で2010年エスポワールシチーの1勝のみ。複勝圏内で見れば、さすがに外さない確率が高いが、この“1勝のみ”という事実は頭に置いておきたい。

 2点目は、同じ左回りの1600mが舞台でも同年のフェブラリーSの結果と必ずしも一致しないこと。ステップとしては同レース組が強いが、同年のフェブラリーS優勝馬は過去10年で5回出走して1、3、1、8、4着という成績しか残せていない。

 これは走りやすいとはいえ、ワンターンの東京と船橋のコーナー4つを回る競馬では得意の脚質に違いが出ること。必ずしも先行が有利とは限らないが、極端な追い込み馬にとっては厳しい。

 もうひとつは砂質の違いで、とかく速い時計での決着になりやすい最近のフェブラリーSに比べ、かしわ記念は時計がかかりパワーを要求される馬場であることが要因となっている。前述のエスポワールシチーが2度目の挑戦で勝ったようにリピーターが活躍するレースでもあり、やはり地方ダート経験が欲しいところ。
 
 過去10年で劣勢の地方馬について、3着内に入ったのはフリオーソハッピースプリントソルテだが、この3頭に共通するのはダートグレード勝ちがあること。JRA勢相手に勝った経験がないという馬ではなかなか通用しない。

 以上3点を踏まえて、今年の出走馬をチェックしてみていただきたい。
(文=秋田麻由子)


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