4日(土曜日)に
チャーチルダウンズ競馬場で、G1
ケンタッキーダービー(d10F)の
アンダーカードとして行われた4歳以上による芝9FのG1ターフクラシックは、オッズ2.1倍の1番人気に応えて
ブリックスアンドモルタル(牡5、父ジャイアンツ
コーズウェイ)が優勝を飾った。
半マイル=50秒10、6F=1分15秒08という緩やかな流れになった中、前走G1メーカーズ46マイルステークス(芝8F)3着のカーバーン(牡6、父スパイツタウン)が、好位追走から残り1Fで先頭へ。
道中は9番手に位置し、直線で馬場外目を追い込んだ
ブリックスアンドモルタルが、カーバーンを捉えたのが残り40mで、同馬が最後は半馬身抜け出して優勝を飾った。
重賞入着馬
ビヨンドザウェイヴスの8番仔で、G3グレンズフォールズS(芝11F)勝ち馬
エメラルドビーチの半弟にあたる
ブリックスアンドモルタル。3歳8月にG2ナショナル
ミュージアムオヴレーシングホールオヴ
フェイムS(芝8.5F)で重賞初制覇。
脚部不安のため4歳シーズンのほとんどを棒に振った後、昨年12月にガルフ
ストリームの条件戦(芝8F)で戦線に復帰し、ここを白星で通過。
次走のG1
ペガサスワールドCターフ(芝9.5F)でG1初制覇を果たすと、前走フェアグラウンズのG2マーヴィンムニス
メモリアルハンデキャップ(芝9F)でも勝利を収めていた。
戦線復帰後4連勝で2度目のG1制覇を果たした同馬の次走は、6月8日にベルモントパークで行われるG1マンハッタンS(芝10F)の予定。
(文:合田直弘)